Sow The Seeds

介護の現場から リーダーのためのブログ

熱心な介護と支配欲は紙一重【介護】【人間関係】

とても共感できるツイートがあったのでご紹介。 (介護の名言)熱心な介護と支配欲は紙一重 #介護 — 介護あるある (@kaigoaruaru_bot) 2017年7月7日 (介護の名言)いい関係は〈他人以上、身内未満〉介護職は決して家族にはなりえない。でも困っている人に他人事…

組織マネジメントにおける『車の両輪』とは何か 【ビジョナリーカンパニー】

『車の両輪』2つのうち、どちらを欠いても役に立たないほど密接な関係にあることの例えとして、よく使われる言葉です。*1 経営と現場 営業と開発 速さと丁寧さ 勉強と実践・・・etc 様々な場面で使われる言葉ですが、皆さんは何をはじめに思い浮かべるでしょ…

何が正解?社会人の身嗜みについて長々と考察する

ヒゲ、ピアス、金髪、マニキュア、タトゥー…成人し社会に出た時に、身嗜みについて考えさせられる機会は多いです。上司に注意された事のある人もいるでしょう。あるいは上司として、新人職員の身嗜みを改めるために注意をしたり。例えば「なぜ髪を染めてはい…

食事介助『全量摂取=正義』が時代遅れなワケ【死生観の授業5】

先日、後輩と食事介助にまつわる話になりました。その後輩曰く「自分が入職した頃(7〜8年前)は、食事介助は少しでも早く、無理矢理にでも全量食べさせなきゃいけないと言う風潮だった」と言います。更にその数日後、新人職員さんと一緒に食事介助をしてた…

「自分の目で見て、自分の頭で考えろ」を考えている今日このごろ【父の言葉】

父の言葉シリーズ、第2回目です。第1回目はこちら▼ www.sow-the-seeds.com 子供の頃、学校ではちょっとした事でイジメや悪口といったことが起こっていました。私は根拠のない「あいつムカくよね?」という会話には同意することが出来ず、その場に馴染めない…

私がストレスをコントロールする為に用いている、フローチャート【ストレスマネジメント】

私は、20代中頃までよくイライラしていました。仕事において、他者にとても厳しい人間だったように思います。 「自分はこれだけやっている。あの人は何々がダメだ!」「〇〇さんは、この状況が全然分かってない!」 自分は誰よりも一生懸命に仕事をしている…

「人材育成のために部下に仕事を振る」は本当か?

こんにちは、yuです。よく人材育成の手法として、「上位者の仕事を部下にやってもらって、より高い視点を育てる。」という事を聞くことがあります。ですがこれ、上司が楽するための言い訳に使っていませんか?と言うのが今回のお話です。この方法論自体は決…

食事介助を行わないという父との約束 【看取り・延命】【死生観の授業4】

これまで、終末期や看取り介護等についての記事を書いてきました。 過去記事リンク ▼自分がどのように死ぬか知ってる?【死生観の授業1】実はすごく大事な『死ぬ場所』について【死生観の授業2】「看取り介護」とは何なのか?【死生観の授業3】 さてここで、…

組織の変革を妨げる「自分のした苦労は部下にもさせたい病」には注意したい

私が今の施設に来て、1年が過ぎました。今所属している施設は、法人の中でも古株の施設でして、よく言えば伝統的な、悪く言えば「属人的な昔ながら」が色濃く残る施設です。着任直後は、様々な手順書が整備されていない、ルールを聞いてもどこにも書いていな…

全てのビジネスパーソンが知っておいた方がいい『矛盾』との付き合い方【3事例】

「コストを削減しろ!」「サービスの質を落とすな!」このような矛盾に挟まれて、頭を抱えるリーダー職の方は多いでしょう。しかし、この矛盾には「リーダーがリーダーたる」あるいは「組織が成長するための」、オイシイ種が隠れています。この矛盾との付き…

「準備が9割」を実感した話【父の言葉】

私事で恐縮ですが、父の話を少し。父は、30歳の時に会社を起こし、零細企業ながら旅行業を営んでおりました。その当時は日中国交正常化から10年足らずという頃、まだ日本人にとって一般的とは言い難かった中国を主戦場にしていました。失敗も成功も、全て自…

例え話がうまい人は、なぜ例え話がうまいのか?【4つのポイント】

私はこれまで、多くの職員と面談をしてきました。人材育成、褒める、叱る、説得、提案、相談、部下、上司…内容も相手も様々です。その際、相手に伝えたい事を伝えるための手段として、よく例え話を用いています。私は例え話がうまい…という話ではありません…

オススメ!効果的な勉強会には〇〇〇を使う【社内研修】

仕事柄、様々な研修に参加することもあれば、自ら企画し講師を行うこともあります。先日、久しぶりに社内の先輩が企画した勉強会がありまして、それに参加した時のこと。疲れが溜まっていたこともあり、正直言うとあまり乗り気ではなかったのですが、参加し…

人間は2種類に分けられる。自分より弱い立場の人に横柄になれる人か、そうでない人か

介護施設で仕事をしていると「自分より立場の弱い人に横柄になる人」か「横柄にならない人」、この2種類の人間がいることを痛感します。そして、おそらく世間一般の方々が思うより、前者の人は多いと私は感じています。介護の仕事は、その人の人間性が浮き彫…

メモを取らない管理職は信用されない【5つの留意点】

4月、新年度が始まりましたね。新人職員がよく言われる事「メモを取れ」。これ、本当は立場が上に行くほどやるべき事です。職場で年数を重ねた人ほど、周りは誰もそんな事教えてはくれませんが、新人のメモの量が10だとしたら、役職者であれば100以上はメモ…

「看取り介護」とは何なのか?【死生観の授業3】

看取り介護という言葉を、皆さん聞いたことがありますか?看取り介護とはケア方法の一つで、介護業界ではポピュラーな言葉です。死に方(人生の最期の過ごし方)は、病院で亡くなるだけが唯一の道じゃない、高齢者にとっての自宅である老人ホームでも、最期…

4月からリーダーになる人が、やるべき事は一つだけ【人事異動】

まもなく4月を迎えます。人事異動などで、新たな場所でリーダー職として働く人も多いでしょう。あんな事したい、こんな事したい…期待、不安、緊張、意気込み、様々な感情で肩に力が入っている事と思います。失礼を承知で言いますが、最初は99%挫折します(意…

人が違えば正反対の事も言いますよ、って話【人材育成】

以前のブログで、私はこんな話をしました ▼ ③ 人によって使い分けも必要 入社1年目の新人と、5年目の中堅では、求められる働きが違います。 求められる働きの度合いに応じて、褒める内容、叱る内容も変わってきます。 褒める事と叱る事、どちらが大事かと…

実はすごく大事な『死ぬ場所』について【死生観の授業2】

【死生観の授業】第2回目は亡くなる場所に関するお話です。死にまつわる事を考えた時、もしかしたら1番大事なのがこれかもしれません。前回述べた「現代社会は、死を意識することのない環境」とはどういう事なのか、これについても死亡場所に関するデータを…

褒める事と叱る事、どちらが大事かと聞かれたら、こう答える。

「見て覚えろ」「褒めて伸ばせ」「今時の子は叱るとすぐ折れる」…どのように育てるのが正しいのか、また効果的なのか。人材育成に悩めるリーダー職は多いですよね。私も日々格闘しています。よく出る話として、「褒める事と叱る事、どちらが大事か?」と聞か…

自分がどのように死ぬか知ってる?【死生観の授業1】

職業柄、大勢の方の死に立ち会ってきました。実際に看取った方もいれば、状態が悪化して病院に搬送→入院中にお亡くなりになる、と言う方もいらっしゃいます。現在ケアしている方々も人生の終盤を迎えた、死を間近に控えた人達です。この仕事でなければ、ここ…

リーダーシップとマネジメントの違いとは?【組織マネジメントの重要性】

このブログでは、主なテーマを『組織マネジメント』と『リーダーシップ』と位置づけ、論じていきたいと考えています。しかし、なぜ組織マネジメントの技術が必要なのか、よく考えてみると私自身うまく説明(あるいは表現)したことが無かったことに気がつき…

方針を強く打ち出すことの功罪【3つのエピソード】

前回の記事、文字数が4000文字に迫ろうとしていたため、全てを書ききれませんでした。補足として関連する3つのエピソードを紹介します。前回記事 ▼方針を強く打ち出すことの功罪【5つのチェックポイント】 - Sow The Seeds [目次] 1 . ある施設長の場合 2 …

方針を強く打ち出すことの功罪【5つのチェックポイント】

新年度が迫ってきています。経営者や役職者の方々は、来年度の目標や方針、行動計画について考えを巡らせているところではないでしょうか。私は役職についていなかった頃、明確な目標や方針が示されなかった時、その事に対して強い不満を持っていました。「…

互いを理解し感謝することにも、戦略が必要

面白い記事だったので、まずはご一読頂きたい ▼ blog.tinect.jp さて、私が所属する介護業界では、これと同じことが現場職員〜役職者間でしばしば発生し、互いの不満を募らせています。3Kで離職が多いと言われるこの業界ですが、実は離職理由の1位は人間関係…

理不尽なクレームに立ち向かう勇気はあるか その2

前回のクレーム対応について、続きです。前回記事 ▼理不尽なクレームに立ち向かう勇気はあるか - Sow The Seeds 前回はどちらかというと『とにかく強気でいけ』という誤ったメッセージにも捉えられかねない内容だったので、少し補足的なことを今回は書きます…

理不尽なクレームに立ち向かう勇気はあるか

前回投稿したブログで、二宮金次郎について語りました。 像が撤去されていく様を冗談ぽく書きましたが、実はこれ冗談じゃないと思える出来事でもあるのです。今回は、理不尽なクレームに対する対応について。

二宮金次郎がスゴ過ぎるから、今改めて伝えたい

少し前ですが、「GRIT(やり抜く力)」という言葉が注目されました。心理学者のアンジェラ・ダックワースは、誰もが気になる成功を収めるための最重要ファクターは何なのか?という疑問に対して、自身の研究の結果「才能やIQではなく、GRIT(やり抜く力)で…

社会人に読書が必須である、5つの理由

電車に乗っていると、あまりに多くの大人が(若者だけでなく中年層も)スマホでゲームに熱中していて驚かされます。かつては勤勉と評された日本がこの先どうなってしまうのかと、大して勤勉でもない私でも思わず心配になってしまいます。こちらの調査によると…

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