Sow The Seeds

介護の現場から リーダーのためのブログ

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

職場で徒党を組んだりイジメをしたりする人達は「仕事=〇〇〇〇〇」を分かっていない

集団で仕事をしていると、やたらと徒党を組みたがる人達がいます。それは派閥になったり、自分たちに都合の悪い人を排除しようとする手段を選ばぬイジメになったり、仕事そのものよりも上司の顔色を優先させた判断をしたり…そのような言動には「あのー、仕事…

介護施設に監視カメラは必要か【老健それいゆ、利用者死傷を受けて】

岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で、7月末から5名の利用者が立て続けに死傷するという事故(事件?)がありました。 www.sankei.com 虐待が疑われている職員は、問題が公になる直前に退職をしたそうですが、その職員が白か黒かという事について…

戦力の逐次投入という愚策について(ユニットケアにおける人員配置)

「戦力の逐次投入」歴史や近代史に詳しい人であれば聞いたことがある人もいるかもしれません。軍事における言葉でして、良くない戦術の一つとして有名です。 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井…

部下からの「耳の痛い話」が嬉しい

問題の大小に関わらず、部下から嫌な報告や指摘を受けることがあります。例えば私自身の問題。仕事に対する姿勢であったり、施策に対する反対や、部分的な指摘であったり。例えば部署の問題。事故やクレーム、職員間の問題、知りたくなかった職員の汚い部分…

「何人いれば足りるの?」介護現場を数字でマネジメントしてみよう。という話

こんにちは、yuです。この業界に身を置いていますと、皆「いかに良い介護をするか」という介護士個人の技術論に興味が偏りがちな印象を受けます。しかし介護のような労働集約型の仕事の場合、良いサービスを提供するためには「現場の労働力をどのように分配…

老人ホームで、季節行事やレクリエーションをやる必要があるのだろうか?【社会保障】【後編】

前編の記事では 介護保険制度は徴収した保険料だけではサービス供給ができないため、給付の50%は公費で賄っている。 国家予算の1/3は社会保障関連であり、これは他の項目を大きく上回る比率。 社会保障給付費の規模は年々膨れ上がっており、解決のための出…

「仕事の報酬は仕事」は強者の論理

「仕事の報酬は仕事」とは、ソニー創業者の一人である井深大氏が言った言葉です。*1ソニーといえば、故スティーブ・ジョブズ(アップル元CEO)もあるインタビューの中で「本当に偉大な、日本のコンシューマーエレクトロニクスの会社があって、それがポータブ…

「おむつゼロ運動」に見る、大衆心理の危険性

介護の世界に身を置く者ならば、「おむつゼロ」と言うスローガンを見聞きした事がある人も多いでしょう。国際医療福祉大学大学院教授・竹内孝仁氏が提唱したもので、施設介護において、根拠のある介護を行う事で日中はおむつの着用者をゼロにしましょう!と…

老人ホームで、季節行事やレクリエーションをやる必要があるのだろうか?【社会保障】【前編】

夏祭りの時期ですね。私が働く老人ホームでも先日納涼祭が行われ、近所の親子連れが多くいらっしゃり盛り上がりました。お年寄りの喜ぶ顔、地域の方々との交流、中々やりがいもあり大変微笑ましいひと時でした。しかし私は正直申し上げますと、老人ホームで…