12月24日に放送された「TVタックル(テレビ朝日系)」で、安楽死に関するテーマを取り扱っていました。
安楽死に関する本も出している、脚本家の橋田壽賀子氏をゲストに迎え、様々な意見が交わされていました。
番組の中で橋田氏が印象的なことを言っていました。
「歳をとってみないと、この気持ちはわからない」
実はこれと同じことを父に言われた事があります。
以前このブログでも書いたことがありますが、私は安楽死には賛成している立場です。
「老後」や「長寿社会・少子高齢社会」は、文明の発展が生み出したある種の歪み、しわ寄せです。皆んなこのしわ寄せに将来を不安に思い、高齢になると苦しむのです。
臓器移植、ペースメーカー、入れ歯、胃ろう、人工骨頭、抗生剤など、ありとあらゆる治療は「より快適に、より命長く、より苦痛なく」という人間の欲望を満たすために行われています。
歳を取ったら、寿命をどのように迎えるかについても人間らしく「より楽に」逝ける選択肢があっても良いのではないでしょうか。
安楽死について考える時、考えなくてはいけないのが「人はなぜ生きていられるのか(精神面)」という哲学的なことです…
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