こんにちは、yuです。
介護の世界ではよく「当たり前の生活」という言葉が使われます。
「当たり前の生活を取り戻す」「当たり前の生活をさせてあげたい」などなど。
どういう時にこの言葉を使うのかというと、例えば私であれば
- 朝起きたらまずトイレに行って用を足したい、シャワーを浴びたい
- もよおしてきたら歩いてトイレに行く
- 毎日風呂に入りたい
- 風呂やトイレの時は誰にも見られたくない
- 一日一回は外の空気を吸いたい
- たまにガッツリ焼肉が食べたい
- 基本一人でいる時間が好き
- 天気が良いと外に出たくなる
- たまに大切な人と旅行に行きたい
当たり前の生活と言われると、こんな他愛もない事が思い浮かびます。
しかし、年老いて介護が必要な状況になり老人ホームに入ったりすると、このような当たり前だと思っていた事が叶わなくなります。
パッドに尿を出すのが普通になる、他人に下の世話をされる、風呂には週2回しか入れない、咀嚼嚥下の力が弱り細かく刻んだ不味そうな食事を出される、外出する機会がなくなる…
このようなお年寄りの状況を理解し、少しでも緩和し、尊厳ある生活ができるように支えよう!ということを端的に伝えるために「当たり前の生活」という言葉を使います。
言ってることは正しいです。理解できます。
ですが、ひねくれ者の私はこの言葉がどうしても苦手です。なぜかと言うと…