前回の記事、「バイタリティに溢れたリーダーが組織をダメにする理由」の補足を少しさせて頂きます。
この記事は「バイタリティのある人はリーダーに向いていない」という趣旨で書いたわけではありません。
「バイタリティがあるがゆえのリスクに注意しましょう」という趣旨です。
では、このリスクを回避するためにはどうすれば良いのか…
おそらく、それには「共感する力」「相手の立場を想像する力」を意識的に育むことが必要なのだと思います。
私の場合、今回の事例に限ってはバイタリティのなさゆえにこれがやり易かった、標準的な仕事を作る上ではメリットだったいう事です。
偉くなると現場のことを忘れる
先輩方と話をしていると、たまに現場や若手職員に対するグチを聞くことがあります。
その時に私がよく思うのは「私も先輩も、当時はそんなもんだったよね。むしろもっと不真面目な事だってやった事あったよね。」という事。
私も先輩も経験を重ねるうちに考え方が成熟して、今ようやくこのレベルなのであって、20代前半の頃なんて大したことなかったです。
そう考えると、自分のことを棚上げにして、現場の職員に対するグチなんてそうそう言えないよなと思うのです。
現場感覚を忘れないための工夫
一般的に、出世しマネジメントや経営に携わるようになると、徐々に現場から離れて仕事をするようになります。
それ自体は仕方のないことです。
しかし、マネジャーという立場から業務の流れを作ったり、サービスの質の向上を目指すにあたって、現場の感覚が薄れてしまうと正しい判断が出来なくなるので困ります。
いま私は、主任介護士の働き方として3〜5割くらいの時間を現場業務に当てています。
参考記事▼
・「介護主任が常に現場に入っている施設」は危険 - Sow The Seeds
現場に入ると、頑張っても手が回らない所があったり、身体的疲労があったり、認知症の方についイライラしてしまうような事もあり、それが良い意味で現場感覚のリハビリになっています。
現場に入っているからこそ、現場職員の働き方(誰が何が得意か、苦手か、良い点、悪い点など)もより正確に把握できますし、必要な判断力を養うことにもなっています。
この取り組みを通じてふと現場感覚が蘇った時、意識していないと現場感覚は薄れていくのだと、とても怖い気持ちになります。
とはいえ、いずれは今より現場から離れたところで仕事をせざるを得なくなるかもしれません。
その時に備えて、信頼に足る後継者の育成が必要です。
また、現場の業務を感覚論だけでなく数字に置き換えたり言語化するなど、現場と経営の橋渡しをするノウハウをより構築して行く必要があります。そのための備忘録がこのブログでもあるわけですが…
引き続き、ブログも仕事もガンバりまっす!