今回は看取り介護についてです。
以前私は、無理やり食事介助は時代遅れですし、利用者を苦しめるだけだという主旨の記事を書きました。
終末期における無理な栄養・水分摂取は、心不全、痰がらみ、肺水腫などを悪化させる原因にもなりますし、穏やかな旅立ちを邪魔する(業界用語でいうならQOLを低下させる)事になります。
とはいえ、食事が取れなくなって亡くなるということは即ち餓死ですから、その事に対して「本当に大丈夫だろうか?利用者を苦しめるのではないか?」と怖い気持ちになるのも解ります。
今回は、自然死が実はそんなに苦痛を伴わないと言われている、そのメカニズムをご紹介します。