当ブログで一番アクセスが多いのがニューバランスに関して綴った記事です ▼
ニューバランスの靴が歩きやすい、本当の理由 - Sow The Seeds
普段は仕事に関する堅苦しいエントリーが多いので、息抜きにと思い趣味を露呈してしまったのがこの記事でした。
やはり「介護・リーダーシップ・マネジメント等」と「ニューバランス」を比べますと、興味を持っている人の規模が違いますから、不本意ながらもアクセスが多いです。いや、ありがとうございます。
今回も息抜きに、愛すべきニューバランスの靴をレビューしていきます(開き直り)。
今回取り上げるM990初代とM990v2は、まだネット上でも比較的露出が少ないので、参考になれば幸いです。
[目次]
1 . M990(初代)
1982年当時「1000点満点で990点に到達した」という何やらスゴそうなキャッチコピーと、100ドルという高価格で大きな話題を呼んだモデルがこのM990。これはその復刻モデル。
※当時の為替レートは1ドル250円前後。物価も考慮すると現在の価値で30,000円強。
素朴なルックスですが、ミッドソールは素材を変えた2層構造、足運びの安定感を高めるM.C.D(モーション.コントロール.デバイス)、ビブラム社製のアウトソール、ウルヴァリン社のピッグスキンスウェードという、非常に豪華な仕様。
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[ニューバランス] new balance スニーカー M990 GRY グレー US 7.5(25.5cm)
- 出版社/メーカー: new balance(ニューバランス)
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横から
ロゴはいわゆる「デカN」、縁取りのないスムースレザーです。縁取りがない分、他のモデルに比べ太く見えます。リフレクターにはなってないです。
カラーはオリジナルのグレー。チャコールグレーとは言わないまでも、やや濃い色味なところが気に入っています。
踵付近のアップです。
クラシカルなモデルにしては、ミッドソールにかなりの厚みを持たせています。履き心地はフワッフワです(昔ながらのスポンジソールゆえEVA素材なんかと比べると弾力は劣ります)。またアウトソールのラバーがとても分厚いので、耐久性も期待出来そうです。
かかと
地味に感心したポイント。実はよく見ると踵部だけラバーの種類が違います。素材を切り替えています。
恐らくですが、踵部は磨耗しやすいため耐久性重視の素材にしているのだと思われます。
インソール
これも嬉しかったポイント。
踵から土踏まずにかけて、しっかりとせり上がったカップインソールを採用しています。その為、今まで履いたどのスニーカーよりも「踵から土踏まずにかけてのフィット感」に優れています。革靴では時折体験した事がありましたが、まさかスニーカーでこの感覚を味わえるとは驚きです。
クッションは柔らかめ、白と黒の2層構造になっておりこちらもフワッフワの感触です。
更に、このインソール自体にも『MADE IN USA』の印字があります(写真には撮っていませんが足裏部にあります)。ちょっと特別感がありますね。
M990初代 まとめ
1982年生まれの古いモデルのため、試着するまでは正直あまり期待していませんでしたが、良い意味で予想を裏切られました。後述するM990v2にも負けず劣らずの履き心地です。ニューバランス凄過ぎます。
オーソドックスなデザイン、フワッフワで最高の履き心地、人とカブリにくい品番、大変気に入っています。
2 . M990 v2
初代990の後、995、996、997、998、999を経て、2周目の990として1998年に登場したのがこちらのM990v2です。
品番こそ同じ990ですが初代の登場から16年、随分とハイテク寄りな見た目に進化しています。ミッドソールは定番のENCAPに加えて、M998の登場以降ニューバランスを代表する高級クッショニング素材となった「ABZORB(アブゾーブ)」を搭載しています。
シューレースは白でしたが、私は好みで同色のネイビーに交換しています。
![[ニューバランス] new balance スニーカー M990 NV2 ネイビー US 10.5(28.5cm) [ニューバランス] new balance スニーカー M990 NV2 ネイビー US 10.5(28.5cm)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41fRl5U2ZaL._SL160_.jpg)
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ちなみに現行の最新モデルはM990v4です ▼
![[ニューバランス] new balance スニーカー M990V4 GL4 グレー US 8.5(26.5cm) [ニューバランス] new balance スニーカー M990V4 GL4 グレー US 8.5(26.5cm)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41cTf9q9bUL._SL160_.jpg)
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横から
ロゴは「チビN」、リフレクターになっています。
ミッドソールの曲線的なデザインが特徴です。翌年に発売されたM1700ともよく似ており、当時のニューバランスのデザインフィロソフィーを感じます。
アウトソールは踵部のラバーを、耐摩耗性に優れた素材に切り替えており「Ndurance(Nデュランス)」というテクノロジー名がついています。
※参考、M1700 ▼出典 : http://www.fullress.com/2016/01/20-new-balance-m1700-gra-wn-made-in-usa/
後ろから
このモデルの特徴(私感)は後方によく表れています。
踵のリフレクター部分には、誇らしげに大きく『USA』の刺繍、このコテコテ加減が時代を感じさせてくれます。決してカッコ良くはないけれど好きです。
ソールにはナイキのビジブルエアを彷彿とさせるビジブルアブゾーブ?でハイテク感をアピールしています。
M990v2 まとめ
デザインについてですが、一言で言うなら「古き良きあの頃のハイテク」と言う感じです。90年代はメーカー問わずハイテクスニーカーが盛り上がった時代でもあり、M990v2も漏れなくその時代の空気を纏っています。しかしその中にあって奇抜さに寄り過ぎず『機能本位なデザイン』をしっかり貫いているところに、ニューバランスらしい真面目さを感じます。
一見するとダサい(997や998のようにシュッとしてない)のですが、それがかえって愛嬌と言いますか、私は好きです。また不思議とコーディネートとの親和性が高く「単品で見るとダサいけど履くと馴染みがいい」ような気がします。
履き心地ですが、初代と比べると堅くコシがあるクッション性です。インソールも堅めのものが入っています。
初代のようなフワッフワの感触はありませんが、むしろ自然な履き心地と言えるかもしれません。足運びはこちらの方が安定感がありスムーズなような気がします。
枕に例えると「990初代=羽毛のフカフカ枕」「990v2=コシのある低反発枕」、そんな印象です。どちらが良いかは好みによりけりですが、どちらも最高です。
定番のM996やM1400に飽きた人には、990シリーズは見た目も機能もかなりオススメ。
3 . さいごに
さて今回のレビュー、参考になりましたでしょうか?
こういったモノブログはあくまで気分転換なのですが、けっこう力が入ってしまいました。遊びが過ぎたと内心反省しています、何卒ご容赦下さい。
引き続き仕事や死生観にまつわる記事も更新していきますので、そちらもたまに見ていただけたら幸いです。最後までお付き合い頂きありがとうございました!