Sow The Seeds

介護の現場から リーダーのためのブログ

書籍紹介

自然死は苦しくないらしい、延命治療や延命介護さえ行わなければ…【看取り・死生観の授業9】

今回は看取り介護についてです。以前私は、無理やり食事介助は時代遅れですし、利用者を苦しめるだけだという主旨の記事を書きました。 www.sow-the-seeds.com 終末期における無理な栄養・水分摂取は、心不全、痰がらみ、肺水腫などを悪化させる原因にもなり…

延命治療ってどんな事をするの?【死生観の授業7】

こんにちは、yuです。お年寄りが急な体調不良などで救急車を呼んだ時、救急隊から必ず聞かれることがあります。「延命はどうしますか?」うちの施設では入居時にいざという時の意向は聞いていますが、入居してしばらくすると古い情報になるため、このような…

統計・歴史・心理学からみる、少子化の原因と豊かな社会に関する考察

少子高齢化の加速は誰もが認識している社会問題の一つです。今までの記事でも紹介した通り、急速な長寿化が進み高齢者で溢れかえった人口構造と、それにかかる社会保障のお金、当然国は若い人向けに十分なバックアップをすることが出来ない懐事情、ますます…

ヒト本来の寿命は50〜60歳という生物学的視点【書籍紹介・安楽死・死生観の授業6】

現在、日本における平均寿命は男性は80.79歳、女性は87.05歳。その昔、織田信長は「人生50年」と言ったそうですが、いま人生を50年と考えている人はほとんどいないでしょう。ある生物学者の方はこのように言っています。 サイズの生物学というのですが、大き…

職場で徒党を組んだりイジメをしたりする人達は「仕事=〇〇〇〇〇」を分かっていない

集団で仕事をしていると、やたらと徒党を組みたがる人達がいます。それは派閥になったり、自分たちに都合の悪い人を排除しようとする手段を選ばぬイジメになったり、仕事そのものよりも上司の顔色を優先させた判断をしたり…そのような言動には「あのー、仕事…

戦力の逐次投入という愚策について(ユニットケアにおける人員配置)

「戦力の逐次投入」歴史や近代史に詳しい人であれば聞いたことがある人もいるかもしれません。軍事における言葉でして、良くない戦術の一つとして有名です。 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井…

部下からの「耳の痛い話」が嬉しい

問題の大小に関わらず、部下から嫌な報告や指摘を受けることがあります。例えば私自身の問題。仕事に対する姿勢であったり、施策に対する反対や、部分的な指摘であったり。例えば部署の問題。事故やクレーム、職員間の問題、知りたくなかった職員の汚い部分…

良い上司と巡り会える可能性は1%、自分が良い上司になれる可能性も1%【成人発達理論】

仕事中によく出くわすある場面。職員たちが口にする上司の愚痴。「申し送りがない。聞いていない。」「相談がない。勝手に決められた。」「ワンマンだ。」等々しかしそんな職員たちも、例えば委員会の長として、あるいは行事やプロジェクトの担当として自ら…

組織マネジメントにおける『車の両輪』とは何か 【ビジョナリーカンパニー】

『車の両輪』2つのうち、どちらを欠いても役に立たないほど密接な関係にあることの例えとして、よく使われる言葉です。*1 経営と現場 営業と開発 速さと丁寧さ 勉強と実践・・・etc 様々な場面で使われる言葉ですが、皆さんは何をはじめに思い浮かべるでしょ…

食事介助『全量摂取=正義』が時代遅れなワケ【死生観の授業5】

先日、後輩と食事介助にまつわる話になりました。その後輩曰く「自分が入職した頃(7〜8年前)は、食事介助は少しでも早く、無理矢理にでも全量食べさせなきゃいけないと言う風潮だった」と言います。更にその数日後、新人職員さんと一緒に食事介助をしてた…

メディアが言及すべき本当の論点とは【村田諒太 vs アッサン・エンダム】〜組織論の観点から〜

https://thepage.jp/detail/20170524-00000001-wordleafs5月20日のWBA世界ミドル級タイトルマッチ、村田諒太vsアッサン・エンダム戦の判定問題について。その後、WBA会長ヒルベルト・メンドーサ会長が、自身の見解をツイート。各種メディアによる試合の分析…

人間は2種類に分けられる。自分より弱い立場の人に横柄になれる人か、そうでない人か

介護施設で仕事をしていると「自分より立場の弱い人に横柄になる人」か「横柄にならない人」、この2種類の人間がいることを痛感します。そして、おそらく世間一般の方々が思うより、前者の人は多いと私は感じています。介護の仕事は、その人の人間性が浮き彫…

4月からリーダーになる人が、やるべき事は一つだけ【人事異動】

まもなく4月を迎えます。人事異動などで、新たな場所でリーダー職として働く人も多いでしょう。あんな事したい、こんな事したい…期待、不安、緊張、意気込み、様々な感情で肩に力が入っている事と思います。失礼を承知で言いますが、最初は99%挫折します(意…

人が違えば正反対の事も言いますよ、って話【人材育成】

以前のブログで、私はこんな話をしました ▼ ③ 人によって使い分けも必要 入社1年目の新人と、5年目の中堅では、求められる働きが違います。 求められる働きの度合いに応じて、褒める内容、叱る内容も変わってきます。 褒める事と叱る事、どちらが大事かと…

1枚のスライドを完成させるための具体的なプロセスと、デザインする際のポイント

上のスライドは、前回の記事で「ほめる事も叱る事も、どちらも『望ましい状態への導き』であり、やっている事の本質は一緒。」という事を伝えるために作成したものです。前回記事▼褒める事と叱る事、どちらが大事かと聞かれたら、こう答える。 - Sow The See…

リーダーシップとマネジメントの違いとは?【組織マネジメントの重要性】

このブログでは、主なテーマを『組織マネジメント』と『リーダーシップ』と位置づけ、論じていきたいと考えています。しかし、なぜ組織マネジメントの技術が必要なのか、よく考えてみると私自身うまく説明(あるいは表現)したことが無かったことに気がつき…

方針を強く打ち出すことの功罪【3つのエピソード】

前回の記事、文字数が4000文字に迫ろうとしていたため、全てを書ききれませんでした。補足として関連する3つのエピソードを紹介します。前回記事 ▼方針を強く打ち出すことの功罪【5つのチェックポイント】 - Sow The Seeds [目次] 1 . ある施設長の場合 2 …

理不尽なクレームに立ち向かう勇気はあるか

前回投稿したブログで、二宮金次郎について語りました。 像が撤去されていく様を冗談ぽく書きましたが、実はこれ冗談じゃないと思える出来事でもあるのです。今回は、理不尽なクレームに対する対応について。

二宮金次郎がスゴ過ぎるから、今改めて伝えたい

少し前ですが、「GRIT(やり抜く力)」という言葉が注目されました。心理学者のアンジェラ・ダックワースは、誰もが気になる成功を収めるための最重要ファクターは何なのか?という疑問に対して、自身の研究の結果「才能やIQではなく、GRIT(やり抜く力)で…