こんにちはyuです。
今回は人材育成にまつわるお話しを少し。
いきなりですが以下の事例を見て皆さんはどう思われますか?
トイレのドアを開けたまま、女性車椅子利用者のトイレ介助を行い、便座に座った利用者から職員さんが離れて、チラチラ様子を見ながら他の作業を始めた。
尿意はあるが、紙おむつをつけている利用者が「おしっこ出た」と訴えても「時間じゃないから…」と交換してくれない
食事の際、ごはんに薬を混ぜている。
出典:『身体拘束及び高齢者虐待の未然防止に向けた 介護相談員の活用に関する調査研究事業 報告書』特定非営利活動法人 地域ケア政策ネットワーク 介護相談・地域づくり連絡会平成 29(2017)年 3 月
虐待?不適切なケア?
介護の世界には、明らかに虐待と言われるような内容のこともあれば、虐待ではないけど不適切だよね(虐待の芽・グレーゾーン)と言われるような内容のこともあります。
虐待や不適切ケアが起こる背景は様々ありますが、多くの場合『いきなり起こる』ものではなく、その兆候は『日頃のケアの中から徐々に現れている』ことが殆どです。
こうした事態が悪化しない為に必要な視点として、WhyとHowを意識することが大切ですよ、というお話しを今回はさせて頂きます。